演歌歌手の福田こうへいが、8日、岩手・陸前高田市民文化会館「奇跡の一本松ホール」で、4年ぶりの復興支援コンサートを開催した。

　同県出身の福田は、被災地での復興支援コンサートをメジャーデビューの翌年、2013年から実施している。福田は「震災後、新しい会館が出来上がり、歌える日を心待ちにしていた。1人残らず歌で元気を届けたい」とあいさつ。被災地復興の願いを込めた「ひとりじゃないから」や新曲「男の残雪」など、全23曲を熱唱した。

　この日、福田は戸羽太陸前高田市長に義援金を送った。「地元のお年寄りの方をはじめ、これだけは必要だというものに使ってほしい」とコメントした。

　同じ岩手県出身で米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手について福田は、「紅白歌合戦でお会いした。世界で活躍している大谷選手のように、私も東北岩手の歌手として頑張っていきたい」と力を込めた。