2021.08.20 6月四国の量販店エアコン低調など響き前年同月比25%減
【高松】四国経済産業局は「四国地域の百貨店・スーパー販売状況」(6月)について明らかにした。
全店(256店)の販売額は442億5000万円で、前年同月比6.1%減と3カ月ぶりに前年を下回った。品目別では「衣料品」が3カ月ぶりに、「身の回り品」が4カ月ぶりに、「家庭用品」が4カ月連続で前年を下回った。
業態別では百貨店(4店)の販売額は、58億1000万円で前年同月比20.0%減と3カ月ぶりに前年を下回った。品目別では「衣料品」が引き続き外出自粛傾向などで低調だったことと、前年の第1回緊急事態宣言に伴う休業などで抱えた在庫の処分セールの反動も見られたことなどから3カ月ぶり「身の回り品」が減少した。
スーパー(252店)の販売額は、384億4000万円で、前年同月比3.6%減と3カ月ぶりに前年を下回った。品目別では「衣料品」は梅雨入りが早く気温も低く夏物衣料の動きが鈍かったことなどから4カ月ぶりに、「身の回り品」は紳士靴、婦人靴、ハンドバッグなどが不振だったことから3カ月ぶりに前年を下回った。
家電大型専門店(88店)は85億円で、前年同月比25.4%減となった。梅雨入りが早かったことなどでエアコンが低調だったほか、巣ごもり需要など大きく伸長した前年の反動減が見られた。