2021.08.20 6月中国地域 量販店20年の反動で前年同月比22%減

 【広島】中国経済産業局は、6月の「中国地域百貨店・スーパー販売動向」について明らかにした。

 百貨店・スーパーの販売額は770億2600万円で、前年同月比5.6%減と4カ月ぶりにマイナスになった。

 百貨店は161億600万円、同12.7%減で4カ月ぶりのマイナス。スーパーも609億2000万円、同3.5%減で4カ月ぶりにマイナスとなっている。

 百貨店は新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言を受け、土日の臨時休業や営業時間を短縮したことなどから来店客数が減少し、「衣料品」や「身の回り品」「化粧品」などが低調だった。一方、引き続き一部消費者の購買意欲の高まりから、舶来時計などの高額品は好調だった。

 スーパーは前年の反動により、マスクなどの衛生用品が低調だったほか、感染拡大による緊急事態宣言を受け、土日臨時休業や営業時間を短縮したことなどから来店客数が減少し、「身の回り品」や「衣料品」などが低調。一方、内食需要により「飲食料品」は増加した。

 家電大型専門店は207億200万円、前年同月比21.6%減、2カ月連続マイナスとなった。

 新型コロナウイルス感染拡大による巣ごもり需要や、買い替え需要の影響を受けた前年の反動により、テレビや空気清浄機などが減少した。

 また、前年に比べて気温が低めに推移したことなどからエアコンが低調だった。