2021.08.26 エネコム 中国電力と一体DX推進を強化
【広島】エネルギア・コミュニケーションズ(エネコム、広島市中区)は、グループ企業の中国電力と連携し、ICT技術を活用したデジタルトランスフォーメーション(DX、デジタル変革)推進の一環として、中国電力のコールセンターに「AIコンシェルジュ」を導入、両社が一体となったDX推進への取り組みが強化される。
エネコムが提供する人工知能(AI)自動音声応答サービスのAIコンシェルジュは、2020年10月から実証実験を推進。結果90%以上の自動応答精度が得られたことから、21年1月に中国電力のコールセンターに導入された。
導入効果は同センターでは、現在オペレーターとAIが協働し、お客対応を行っている。導入後、AIの自動応答によりオペレーターの対応件数が減少し、繁忙期やピーク時間帯にもお客からの電話がつながりやすくなり、電話応答率が向上したという。
また、AIの導入と並行し、電話応対に必要となる契約番号や契約名義の照合から受け付け内容の作業依頼まで行うシステムを構築。一連の業務を自動化することで、オペレーション出勤時における業務継続対策の強化にもつながっている。