2021.09.14 【空質関連商品特集】ホタルクス「ホタルクス エアー」
光触媒除菌脱臭機「Hotalux AIR」
パーソナル空間で利用、除菌・脱臭性能高める
ホタルクスは、パーソナルスペースでの利用を想定する光触媒除菌脱臭機「Hotalux AIR(ホタルクス エアー)」の提案を強化している。「照明+α」の事業として新規客の開拓を推進している。
ホタルクス エアーは、女性が開発リーダーを務め、デザイン性にもこだわりを持って開発。縦145×横80×幅166ミリメートルの小型な筐体(きょうたい)で、会議室やデスクの上、トイレなどパーソナル空間での利用を提案している。マーケティングの一環として昨年10月末にテスト販売を行い、そこでの反響を受けて本格的な展開を決め、開発に取り組んだ製品だ。
テスト販売した第1弾製品に対し、LEDチップの搭載量を約1.3倍に増やすとともに、風量を上げることで、除菌・脱臭性能を高めている。LEDは、光触媒を効果的に励起させる紫外線光を発するものだ。重さも3割減らし、小型・軽量というコンセプトはそのままに、設置場所の自由度も高めた。
光触媒ユニットにより、空気中に浮遊する菌やウイルスを除去する上、1立方メートルの容器内における試験結果として、たばこやペット臭などの強い臭いを約30分で脱臭できる性能を持つ。光触媒は6カ月に1度程度水洗いするだけでよく、メンテナンス性も高い。
風量は3段階で調整できる。インテリアになじみやすい円筒形フォルムを採用し、ホワイトとブラックの2色を用意した。
第1弾のホタルクス エアーは、テスト販売ということもあり、販路を限定していた。2月に発売した新製品では、電材卸といった既存ルートだけでなく、ペットショップやベビー用品店など新たな客層の開拓にも力を入れている。
年間1万台の販売を目指す中、発売から約半年で5000台を売り切った。計画通りに推移しており、将来的にはホームセンターや家電量販店などのB2Cルートへの展開も視野に入れている。