パナソニックは、テクニクスブランドの完全ワイヤレスイヤホンの新製品2機種（各オープン価格）を10月15日から発売する。
　新製品2機種のうち上位モデルEAH-AZ60（市場想定価格＝税込み2万9000円前後）は、テクニクスの音響技術をつぎ込み、クリアな高音質を実現するほか、テレワークの普及でオンライン会議などが増えていることに対応し、通話音質をさらに高めている。
　新たに独自の通話音声処理技術を用い、通話中の周囲のノイズと発話者の声を判別し、ノイズを抑え自分の声だけをクリアに相手に届けることができる。
　また音楽のみをクリアな高音質で聴けるノイズキャンセリング性能は、業界最高クラスを実現する。このほか、ブルートゥース伝送のコーデックではハイレゾ音質の伝送ができるLDACにも対応、ワイヤレスホンながら、ハイレゾ音楽を楽しめる。
　テクニクスの音響技術などを盛り込んだスタンダードモデルのEAH-AZ40（市場想定価格＝税込み1万6000円前後）は、よりコンパクトなサイズを実現、カラーもブラック・シルバーに加え、女性向きの新色ローズゴールドも揃える。
　完全ワイヤレスイヤホンの市場は近年需要が伸びており、市場ではアップルやソニーが高いシェアを持つ。同社は昨年同市場に初参入し、テクニクス及びパナソニックブランドで製品を3機種投入、今回さらに進化した機能の新製品2機種を加え、シェア拡大を目指している。
（15日付電波新聞に詳報掲載）