2021.09.15 パナソニック コーポレートショールーム見直し大阪、東京の2拠点 今年度中に営業停止
パナソニックセンター大阪
パナソニックは、コーポレートショールームであるパナソニックセンター大阪(大阪市北区大深町 グランフロント大阪南館2階~地下1階)とリライフスタジオ フタコ(東京都世田谷区玉川 二子玉川 蔦屋家電2階)の2拠点について、今年度中の営業停止を決めた。
両ショールームでは、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、来館者が減少、また現在、緊急事態宣言を受けて休館となっている。
閉館の理由について、コロナ影響もあるが、「DX(デジタルトランスフォーメーション)の加速で、リアル拠点の在り方について検討した結果」(同社広報)と話す。
現在、同社では2022年にホールディングス化を図り、各事業会社の独立性を高めるなどグループの経営体制について基本構造の再編を進めており、「各事業会社の自主責任経営の方針を踏まえ、コーポレートショールームの位置づけについてブランド部門で慎重に検討した結果、時代に即した新たな顧客接点について検討していくことにした」(同)という。
同社最大のショールームであるパナソニックセンター大阪は13年に開館し、今年4月に来館者累計1500万人を突破するなど、同社のブランド発信拠点として大きな役割を果たしてきた。同センターは22年1月31日に閉館する。
なお、同センター地下1階にあったリビングフロアについては22年2月28日に閉館するが、新たに来春予定で松下IMPビル(大阪市中央区・大阪ビジネスパーク内)に移転オープンする予定だ。
住まいとくらしを彩るライフスタイル提案のコミュニティスタジオとして活動してきたリライフスタジオ フタコ(18年開業)については21年12月26日で閉館する。