2021.09.29 【PR】カシオ計算機 ハンディターミナル現場のDX化を全面的にサポート
カシオ計算機は、物流現場や倉庫、小売店舗、医療といった、様々な現場の業務をデジタル化し生産性と作業品質を高める全く新しいハンディターミナルの提案を進めている。
これまでのハンディターミナルはバーコードの読み取りをする無骨な端末というイメージが強いが、カシオの最新ハンディターミナルは、スマートフォンのようなデザインで画像認識や音声コミュニケーション、各種センサーを連携したデータ収集などが1台でできる。手の小さな女性でも使いやすい。カシオの最新端末が現場革新にどう貢献していくか--製品の特徴を追った。
ハンディターミナルは、一般的にバーコードなどの読み取りやすさと作業効率を優先し物流や倉庫などではグリップタイプが主流になり、小売店舗などでは大画面タッチパネルを搭載したスマートフォン(スマホ)のようなPDAタイプが使われることが多い。小売ではスマホを代用する企業もあるが、過酷な利用が続く現場では故障のリスクも高い。
この数年は現場の生産性や品質向上、顧客への付加価値提供などを目的に、デジタルトランスフォーメーション(DX、デジタル変革)に取り組む企業も増えてきた。たとえば現場作業の省力化や自動化に向けては、様々な情報をデジタル化し収集する必要が出てくるだろう。センサーを使ったデータ収集などを進める動きも出ている。これらを一つの端末で解決できれば、コストを抑えながら現場の生産性は飛躍的にあがるはずだ。
カシオが昨年7月から発売を始めたPDAタイプのハンディターミナル「IT-G600/IT-G650」は、現場のDXの実現に最適な端末になる。ハンディターミナル事業をスタートして36年の知見と技術を結集した、大画面で高性能CPUを搭載したフラッグシップモデルになる。ハンディターミナルに必要な防塵防滴、耐落下性能といった堅牢性や操作性はそのままに、企業の要望に合わせて様々なセンサーなどのモジュールを付けられる拡張性を備えた。
G600はテンキーを備え、G650は全画面タイプとなり、用途に合わせて選べる。OS(基本ソフト)はアンドロイド9を採用した。同社はいち早くアンドロイド搭載端末の開発に取り組みノウハウも豊富。アンドロイド対応の業務システムやグーグルの各種サービスが利用できるほか、ワイヤレスWAN搭載機であればリアルタイムに情報のやり取りも可能だ。コロナ禍で重視されているアルコール除菌(濃度50%以下)にも対応した。
ハンディターミナルにとって重要なバーコード読み取り用スキャナーは、棚札や商品のバーコードが読みやすい25度(ストレートモデル)と、床置きのダンボールや机上のオーダーブックなどが読みやすい60度(下向きモデル)から選べる。この端末の最大の特徴でもある拡張性は、端末背面にある拡張インターフェースにより実現できる。温度計測や距離計測、暗所撮影、位置情報などのデバイスを装着できるため、用途に合わせた専用端末が簡単に作れるようになっている。
手袋のまま使える
現場での使い勝手も重視し、タッチパネル操作は軍手や手袋をしたままでも素手と同じように使える。広角で高解像度のモバイルカメラにより店舗や倉庫の撮影もやりやすい。NFC(近接無線通信)アンテナを内蔵しているため、社員証などのICカードなども読み取れる。GPS(全地球測位システム)や準天頂衛星「みちびき(QZSS/L1C)」など主要衛星測位や、ジャイロセンサーなどにも対応しているため、高度な位置情報も取得できる。
導入しやすさとサポート体制も充実している。一般的にアンドロイドにはOSの長期サポートの問題があるが同社の特別支援体制によりアンドロイドOSを5年サポートし、最大で10年間利用できるようにした。端末自体も5年発売し続けるうえOSバージョンを固定(使用期間中に1度のバージョンアップ可)し、業務システム連携と長期品質保証を実現している。
専用の管理ソフトも用意しているため、端末の遠隔での操作や管理もできる。導入前のキッティングと導入後の保守サポートの体制も整えるため、安心して運用ができる。
ES推進部システム推進室リーダー 中嶋健太郎氏に聞く
―現在の引き合いなどの状況はいかがですか。
中嶋リーダー 半数以上の企業が更新需要ですが、新規でアンドロイド端末の導入を検討しているところも多いです。スマートフォンを導入していた企業が耐久性などの問題で再び専用端末に戻る案件も増えています。
―業種や業態などではいかがですか。
中嶋リーダー 流通・小売、運輸・物流、製造など幅広いです。多くの企業が効率の良いピッキングなどを進めようとしており、先進的な企業で本格的にDXを進めようとしています。最近は機械の保守などにハンディターミナルを使う需要も多いです。
ワンストップで導入支援
―競合も多いですがカシオ計算機の特徴はどこになりますか。
中嶋リーダー 端末単体の販売だけではなく、システム構築なども含めたワンストップでの導入支援ができることです。業務システムやミドルウエア、IoTなどを手掛けるベンダーなどとのパートナー連携も進め、16年にはパートナー会「WithC」を発足しました。現在約70社のパートナーとともにシステム全体の提案を進めています。
―この先はどのように提案していきますか。-
「小さく軽く」開発に女性視点
中嶋リーダー 現場を改善する端末としてパートナーとともに訴求していきます。とくにこの先は「女性に使っていただくためのサポートデバイス」を打ち出したいです。デザインや重さなども女性視点で開発しています。小さく軽く、女性でも負担なく使えることも訴求していきます。
商品詳細はこちら https://casio.jp/ht/IT-G600_650/