2021.10.05 軽さ追求 街乗りも気軽にパナソニックが業界最軽量電動アシスト自転車

業界最軽量の電動アシスト自転車(ビビ・SL)

 パナソニック サイクルテックは、ショッピングモデルで20キログラムを切る重さ19.9キログラムを実現した業界最軽量の電動アシスト自転車「ビビ・SL」を12月3日から発売する。軽さを追求し、街乗りユーザーや年配ユーザーなどに向け新たな移動体験を提案する。

 ビビ・SLは業界最軽量ドライブユニットや強度を保ちながら軽量化を実現したアルミフレーム、軽さと剛性を備えたカーボンを配合した軽量バスケットなどを採用。「各部品を軽量化し、トータルで軽さにこだわった」(同社開発戦略担当の中田充生統括部長)。

 ドライブユニットは業界最軽量の2.8キログラムを実現。モーターの基板のアナログ回路を減らし、デジタル方式を取り入れるなど部品点数を削減。アルミフレームは、ダウンチューブの形状を二重構造から卵型にして軽量化し、肉厚を適正化したことで強度も確保。サドルまでの最低地上高が67センチメートルと従来品より5センチメートル低くして快適性も兼ね備えた。バスケットは従来品より約175グラム軽量化した。

 同社の稲毛敏明社長は「電動アシスト自転車の総需要は昨年度82万台で前年比115%。当社の通勤・通学モデルの前年比は124%、小径・ファッションモデルは同127%と大幅に伸長した。今後もコロナ禍の継続や免許返納後の移動手段としての活用など伸びると見る。さらにシェアを伸ばしたい」と語った。
(詳細は6日付電波新聞・電波新聞デジタルに掲載します。)