2021.10.19 【CEATEC特集】プレ/オープニングイベント盛況

プレイベントの様子

 今年のCEATECでは、例年以上にメインイベント(10月19日から22日まで)に先立つプレイベントに力が注がれている。「CEATEC 2021 ONLINEプレイベント」として、9月には計4日間にわたり、四つの重点テーマ(カーボンニュートラル、5G、スーパーシティ/スマートシティ、モビリティ)に沿った多数の講演会や技術セミナー、パネルディスカッションなどが実施された。さらに、10月15日午後に開催された「オープニングイベント」では、東芝の綱川智社長兼CEO、牧島かれんデジタル大臣、ジョン・マーカス・ラービックCognite AS共同創業者兼CEOによる計3本のキーノートスピーチが実施され、多くの来場者が聴講した。

 今年のCEATECでは、ウィズコロナにおけるSociety5.0の実現に向けた四つの重点テーマを選定している。プレイベントでは、このテーマ別に日程が割り振られ、集中的なコンファレンスが実施された。

 CEATECのメインイベントに先立ち、本格的なプレイベントを実施したのは、リアル展、オンライン展を問わず、今回が初の試みとなる。

 プレイベントでは、経済キャスターの榎戸教子さんがコンファレンスナビゲーターを務め、9月9日の「カーボンニュートラル」を皮切りに、16日に「5G」、24日に「モビリティ」、30日には「スーパーシティ/スマートシティ」をテーマとしたコンファレンスを開催し、4日間トータルで、延べ2万5000人以上が受講した。これらのプレイベントの模様は、CEATEC入場登録者は、現在も「CEATEC 2021 ONLINE公式サイト」にて視聴することができる。

 15日のオープニングイベントでのキーノートスピーチでは、東芝の綱川社長兼CEOが「カーボンニュートラルとインフラレジリエンスへの東芝の取り組み」と題した講演を実施。ノルウェーのCognite ASの共同創業者兼CEOであるジョン・マーカス・ラービック氏は「産業の収益性とサステナビリティへの貢献をもたらすデジタルトランスフォーメーション」と題し、テクノロジー企業であるCogniteの企業のDXとサステナビリティーへの貢献の取り組みを解説した。さらに、今月4日に発足した岸田文雄内閣で、デジタル大臣に就任した牧島かれん氏による講演も行われた。