2021.10.19 「座っただけでピタリ当たる?」人の本音を探る椅子…三井化学などが開発

アプリの表示例

 座った人の感情が推し量れる椅子。そんな技術を三井化学などが開発した。センシング素材を座面に配し、座ると心拍数や呼吸数などのバイタル信号を検出。これをAI(人工知能)で分析し、七つの感情状態、つまり、平常心・リラックス・ストレス(超集中状態)・イライラ・ポジティブ・ネガティブ・集中、といった状態のどれに当てはまるかが、アプリ画面に表示される。

 「接客などの場面で、お客さんの本音を推測したり、アミューズメント施設で利用者の満足度をつかんだりすることに活用できる」。疲れて集中力が落ちていないか、オフィスで自己判定するのにも使えそうだ。
(20日の電波新聞、電波新聞デジタルで詳報します。)