2021.10.20 個人間レンタルアプリに接続ソフマップ、買取アプリ「ラクウル」強化

ソフマップとピーステックラボがサービス連携

 ビックカメラグループのソフマップは20日、買取総合サービス「ラクウル」のアプリケーションをアップデートし、家電などを個人間でレンタルできる「アリススタイル」に接続する機能を実装した。

 ビック店舗で購入した家電などを登録することで、買取金額が確認できるラクウルの資産管理機能「持ち物帳」に、ピーステックラボ(東京都渋谷区)が運営する貸し借りアプリのアリススタイルにつなぐ「シェア・貸し出す」機能を追加した。売りに出す前の家電や、休眠家電などをアリスに出品しやすくし、使われ方の選択肢を増やすことで、資源の有効活用や廃棄物の最小化につなげることを目指す。

 対象商品はノートパソコンやカメラ、調理家電、小型の白物家電など。対象商品であれば、「持ち物帳」内で「貸し出す」ボタンが押せるようになり、アリスにつながる。

 実際出品するには、アリスでのユーザー登録など所定の手続きは必要だが、「貸し出すという選択肢もあるということを提示したい」(ビックカメラ広報部)とする。

 また、「持ち物帳」に登録された家電リサイクル法対象の4品目(冷蔵庫、エアコン、テレビ、洗濯機)に対し、適切なリサイクル方法を案内するページも追加。ビックグループは、循環型社会への取り組みとして買取やリユース販売を重視しており、ラクウルのアップデートで体制の強化を進める。ラクウルは、2022年8月期までに累計80万件のダウンロードを目標にする。

 ラクウルは、買い取って欲しい商品を自宅まで集荷に来てくれるサービスも展開。「利用率が徐々に上がっている」(広報部)とし、リピーターの増加につながっているという。ピーステックラボとも継続的な協議を続け、新たなサービス創出に向けて取り組んでいく考えだ。