2021.10.27 【名古屋ネプコンジャパン特集】日本シイエムケイ大電流プリント配線板など紹介

CMKイノベーションセンター

 日本シイエムケイは、大電流プリント配線板や実装までのワンストップサービスのほか、「CMKイノベーションセンター」の開設といった、最新の製品やサービス、トレンドを紹介する。

 大電流プリント配線板は、1000A以上の大電流に対応できる。2.0ミリメートル以上の厚銅で大電流化を実現。高放熱も可能な構造(銅製スタックピン)となっている。地上ではEV、空でもドローンタクシーや電動プレーンなどに対応できる。

 同社は、配線板のシミュレーションをはじめ、設計・製造から部品実装までのサービスを手掛ける。部品実装メーカーとのコラボレーションで、ウエアラブル機器や車載向け製品といった幅広いユーザーに対応している。短納期での対応が可能なことも特長だ。

 また、昨年9月には新潟工場内に新たな開発拠点として、CMKイノベーションセンターを設立した。

 最先端技術の研究の強化を図るとともに、地球環境に配慮した製造技術の導入や、多品種小ロットの生産ライン構築を目的にしたもの。

 このセンター開設によって、一元的な開発環境の実現と生産現場に近い環境を生かし、市場の変化への柔軟な対応をいっそう強化することが可能になる。社会の要請に呼応して、持続的な成長や中長期の企業価値向上につなげる。

 例えば、3Dプリンター研究の取り組みでは、従来は数十からなるプロセスを経ているものを、カーボンニュートラルも意識したサステナブルな工法を開発することで、ワンプロセスで進めることを目指す。