2021.10.28 8月の四国量販店 前年比16%減季節商品不振で
【高松】四国経済産業局は「四国地域の経済動向」(8月)について明らかにした。地域の経済は、持ち直しの動きに足踏み感がみられる。
生産では、鉱工業生産指数が前月比2カ月ぶりの上昇。個人消費は持ち直しの動きに足踏み感が見られる。百貨店・スーパー販売額は、3カ月連続で前年を下回った。家電大型専門店の販売額は3カ月連続で前年を下回った。
家電大型専門店の販売額は87億7000万円で前年同月比16.4%減となった。天候不順で平年より気温が低かったためエアコンや冷蔵庫などの季節商品が不振だったほか、空気清浄機、調理家電などに前年の反動減が見られた。
乗用車新車新規登録・届け出台数は、8094台となり、前年同月比6.2%減。車種別でみると、普通乗用車が同11.8%増、小型乗用車が同9.0%減、軽乗用車が同15.2%減となった。
住宅着工戸数は1813戸で、同17.3%増となり、2カ月連続で前年を上回った。区分別でみると、持ち家が同14.8%増、貸し家が同0.4%減、分譲住宅は同38.8%増となった。
雇用情勢は有効求人倍率が1.24倍で2カ月連続の低下。産業別の一般新規求人数が生活関連サービス業などが前年を下回ったものの、全体では同8.3%増と5カ月連続で前年を上回った。