2021.10.29 【次世代自動車用部品特集】接続/変換部品コネクター、省スペース化など対応

車載エアバッグ用スクイブコネクター

 接続部品では、CASEに照準を合わせたコネクターや、次世代HMIに対応するタッチパネルなどの開発が活発。

 コネクターは、車の高機能化に伴うデバイス搭載量増加に対処するための省スペース化や、高速伝送対応、大電流/高電圧化などが求められ、これらに対応した製品開発が進んでいる。

 ADAS/自動運転関連では、高速デジタルセンシングカメラ向けのカメラモジュールコネクターやカメラEUCインターフェースコネクターなどの開発が進む。各社は高画素車載デジタルカメラで要求される3ギガbpsなどの高速伝送性能を実現しつつ、小型・高性能で防水性にも優れた製品開発に力を注ぐ。

 電動車用は、車載インバーターやモーター、バッテリーまわりに使用される大電流/高耐圧対応品の開発が活発。定格850V対応品などが開発されている。

 タッチパネルは、操作性や安全性の観点から、フィードバック機能付きの開発が進展。加えて、ディスプレーの大画面化や曲面化に対応し、静電タッチパネルの大画面化や曲面対応技術の開発が加速している。

 音響部品は、将来の完全自動運転車での車室内リビングルーム化に対応し、車載スピーカーの薄型・軽量化が追求されている。