2021.11.02 【ケーブルテレビ特集】シンクレイヤFTTH中心に提案、統合管理システム提供が強み

新型V-ONU「SORC-100R」

Wi-Fi対応GPON ONT「SGP200W」Wi-Fi対応GPON ONT「SGP200W」

 国内における新型コロナ禍が落ち着きを見せ始めているが、今求められていることは以前の日常にただ戻ることではなく、新型コロナ禍により加速された新しい生活スタイルや働き方を、Society5.0に沿ってさらに発展させていくことにある。その基盤となる通信インフラにおいては、これまで以上に高速性や安定性が求められる。

 シンクレイヤは、このような環境変化により急速に普及が進むFTTHシステムを中心に提案を行っていく。同社の強みは、多様化する加入者のニーズにケーブルテレビ(CATV)事業者が柔軟に対応できるよう、メンテナンス性/強靭(きょうじん)性、既存のHFCとの共存やマイグレーション需要に応える多種多様なソリューションに加え、これらを一元的に管理できる統合管理システムを提供していることである。

 特にFTTHの最大の強みである高速通信ソリューションでは、GPONおよびEPONのどちらにおいても10ギガbpsの高速通信に対応したOLT/ONT・ONUをラインアップし、事業者ごとに異なる地域性や投資規模といった諸条件に応じた最適なソリューションを柔軟に提案する。また、さらなる付加価値向上を目指し、自社開発製品のバリエーションや上位ネットワーク接続設備の展開を図る。

 そのほか、4K/8K放送のFTTH伝送については各種ヘッドエンド機器に加え、新4K8K衛星放送対応高シールド・高出力タイプの新型V-ONUを新たにリリースし、放送サービスの質の向上にも訴求していく。

 シンクレイヤは、CATVサービスに必要なソリューションを多数取りそろえ、ワンストップでCATV事業者に提供するとともにサステナビリティーにも注力し、消費者が真に求めるネットワークの構築を通じて業界の発展に努めていく。