2021.11.01 換気と暖房、省エネにニーズ各地の家電量販店 暖房器具の動き活発に
店頭に並んだエアコン。まとめ買いでお値打ち感を出したキャンペーンも(福岡市のベスト電器福岡本店)
朝夕の肌寒さや気温の低下から暖房の温もりが手放せなくなってきた。家電量販店の店頭には各種器具が出そろったが、従来の石油ファンヒーターや電気ストーブのほか、新型コロナの感染防止を意識して、室内を暖めながら換気したいというニーズがより高まっており、高機能かつ省エネ性能を高めたエアコンに注目が集まる。
ヨドバシカメラマルチメディア仙台(仙台市宮城野区)では石油ストーブなどの暖房商品をフル展示。高齢者を中心に石油ファンヒーターやホットカーペットの動きが活発だ。特にファンヒーターは着火スピードの速い機種が人気だ。
寒冷地向けエアコンは、空気清浄機能や換気機能付きの商品の動きが良く、リビングのほか寝室などに設置するため、まとめ買いをする来店客の姿も。
上新電機高槻店(大阪府高槻市)では電気カーペット、こたつ、電気ストーブ、石油ストーブが前年の売り上げを大きく上回っている。省エネ性が高いハイエンドモデルも人気。高島信也店長は「在宅時間が長くなり、電気代を気にする人が増えた」と説明する。
コジマ×ビックカメラ ニトリホームズ宮原店(さいたま市北区)は周辺のファミリー層を意識して無風・無臭のオイルヒーターなど子どもや赤ちゃんに配慮した商品を充実。来店客の多様なニーズに応じている。
(2日付電波新聞、電波新聞デジタルで詳報します。)