2021.11.10 国立がん研究センターなど世界初、8K遠隔手術支援を実証腹腔鏡手術を1時間短縮
成田市内の動物実験施設での手術の様子(提供=NES)
国立がん研究センターなどの研究チームは2日、「8K腹腔鏡手術システム」を活用した世界初の遠隔手術支援の実証実験を行った結果、医学的有用性を確認したと発表した。同システムにはNHKエンジニアリングシステム(NES、東京都世田谷区)と池上通信機が共同開発した小型8K内視鏡カメラ、オリンパスが開発した8K腹腔鏡を使った。従来の腹腔鏡は空間認識が困難だが、同システムの8K映像は本物に迫る立体感を実現し、外科医の内視鏡技術が向上。手術時間を従来より約1時間... (つづく)