2021.11.17 「待たせない」店頭買い取りソフマップが15店で来店予約サービス
ビックカメラグループのソフマップは、買い取り総合サービス「ラクウル」をアップデートし、店頭で買い取り査定の予約ができる機能を実装した。ソフマップのサービスカウンターがあるグループ15店舗(コジマ除く)でまずは対応する。
これまでのラクウルは、オンラインで査定を依頼する「宅配買取」と、対象地域限定の「出張買取」を選択できた。それに今回、ビックとソフマップ店舗での買い取り「来店予約サービス」を追加した。
店舗での買い取りでは商品の査定や混雑状況によって時間がかかるケースがあった。「来店予約サービス」を利用すれば、店舗での待ち時間をなくせる上、希望の日時を選択して来店することができる。最短で予約当日中に買い取り代金を受け取れるほか、予約は現在時刻の2時間後から可能だ。
査定後もラクウルのウォレットで買い取り代金を受け取れるため、査定終了までユーザーは店舗にいる必要もない。店舗での買い取り商品は、パソコン関連やデジタルカメラ、薄型テレビ、スマートフォンなど、ソフマップで店頭買い取りしている商品に限る。
対応する店舗は池袋カメラ・パソコン館(東京都豊島区)や有楽町店(千代田区)、新宿西口店(新宿区)などビックカメラ9店舗、AKIBAパソコン・デジタル館(千代田区)などソフマップ6店舗。利用状況が見通しにくいため、比較的従業員の多い店舗でスタートを切る。
ソフマップは、店舗の買い取り受け付けとラクウルを融合するデジタルトランスフォーメーション(DX、デジタル変革)に取り組むとともに、「店舗への滞在時間を短くしたいというお客さまにも配慮する」(広報担当)ことで、新型コロナ禍で変わりつつあるリアル店舗の新たな使われ方も提案したい考えだ。