2021.11.26 【九州・山口特集】水素供給〝二度手間〟なくせ九州計測器 岩谷産業と北九州で実証研究センサーとIoT駆使 未付臭水素を検知
田中室長(北九州市の同社エコタウンセンター分室で)
脱炭素社会への切り札として注目を集める水素。使用時に二酸化炭素を排出しない「次世代のエネルギー」として、全国で普及に向けた研究が進む中、有数の工業都市として発展してきた北九州市でも水素の活用に向けた動きが盛んだ。
2011年に同市八幡東区の「北九州水素タウン」に約1.2キロメートルの水素パイプラインが埋設され、水素を住宅や公共施設へ供給。水素が民生用の電気や熱エネルギーとして利用できることを実証し、その後も産官学による実験が... (つづく)