2022.01.11 地域電器店のテレビ販売、北京五輪特需に期待動画視聴も同時訴求

立体音響を体感できる4Kテレビを提案(船橋オーディオセンター)

 2月4日開幕の北京オリンピック冬季競技大会に、各地域電器店は4KテレビやレコーダーなどAV市場の特需を期待している。会期中、7競技102種目で熱戦が繰り広げられる予定だが、大きな商機を得られるか。一方で五輪需要にとどまらず、続く「巣ごもり需要」を踏まえ、ネットや動画配信を楽しむ顧客への訴求も強化している。

 パナソニック系のパナハルス三晃大森町店(東京都大田区、金塚俊朗店長)は、店内に有機ELテレビの全サイズを展示。最高級機種を中心に提案を強化し、4Kテレビの売り上げを伸ばしている。昨年末の創業祭では3日間で有機ELテレビを計8台売り上げた。

 家電とオーディオ製品を販売する船橋オーディオセンター(名古屋市千種区、船橋信男店長)では巣ごもり需要でテレビの買い替えが進み、スピーカーやレコーダーも好調だ。

 メインの客層は60~70代でソニーファンが多く、音質にも関心が高い。4Kテレビ「BRAVIA」は、大画面で高画質のネット動画が視聴できるのが訴求ポイント。Amazon Prime VideoやNetflix、YouTubeが楽しめるよう設定もしてくれる。

 東芝系のサークチェーン・ヒカリ アルファ タカギ(大阪府高槻市、高木美泰社長)は、買い替え前の機種より大きいサイズのテレビを購入する顧客が増えた。近年発売のテレビはフレームが細くなり、設置範囲が変わらないことを強調したためだ。高木社長は「五輪を大画面で視聴できると提案するより、動画配信サービスも視聴できると説明した方が顧客に喜んでもらえる」と提案を進めている。

 パナソニック系の平和デンキ舟入本店(広島市中区、船本益広社長)は、プラズマテレビを以前購入した顧客を中心に買い替えを提案。ただ昨夏の東京オリンピックでのテレビ販売は、コロナ禍などでいまひとつ盛り上がりに欠けたという。北京オリンピックについても「開催に向け、テレビ市場が盛り上がるか分からず、静観している」と話す。
(12日付電波新聞、電波新聞デジタルで詳報します。)