2022.01.14 伸縮性ダイオードを初開発次世代ウエアラブル端末に応用期待

ワイヤレスで駆動できるディスプレーシステム(提供=慶応義塾大学)

 慶応義塾大学理工学部の松久直司専任講師は、米スタンフォード大学の研究者と共同で13.56メガヘルツの高周波数で駆動する伸縮性ダイオードを世界で初めて開発した。今後柔らかなウエアラブル端末への利用が期待される。研究成果は2021年12月8日発行の科学誌「Nature」に掲載された。

 従来のウエアラブル端末は腕時計や指輪のように硬くて小さい形だが、次世代型では薄いゴムシートのような、皮膚に密着する柔らかい端末が望まれている。また...  (つづく)