2022.01.18 デバイスなどDXで健康の「民主化」訴求CESで米アボットCEOが基調講演
講演のもよう
ラスベガスで今月あった「CES2022」。注目された一つは、ヘルスケア大手として初めて、キーノートスピーチ(基調講演)に登壇した米アボット社。ロバート・フォードCEOは、さまざまな生体情報をモニターできる新製品のシリーズを発表した。
フィットネスなどに関心のある一般コンシューマー向けに開発した、ウエアラブル製品「Lingo(リンゴ)」シリーズ。グルコースやケトン体、乳酸、アルコールといった、「体からのメッセージ」(フォード氏)ともいえるデータを把握するもの。
スピーチでは、同社製品ユーザーの俳優やアスリートらをリアルやオンラインで迎え、対話などする演出でプレゼン。フォード氏は、糖尿や心臓疾患、生活習慣病が世界的に問題になる中、デジタルトランスフォーメーション(DX)などテクノロジーを生かして、健康の「民主化」に取り組む姿勢をアピールした。健康状態の目安になるデータの取得や管理を低コストでできるようにし、医師と市民の「共通言語」を生み出す、と展望する。
(19日の電波新聞・電波新聞デジタルで詳報します)