2022.01.20 【電波時評】世界に誇りたい日本の得意技術

 資源に乏しい日本は「技術立国」を掲げて産業振興に取り組んできた。

 エレクトロニクス産業においても、半導体は1980~90年代はDRAM技術で世界を席巻し、抜きんでたブラウン管技術でカラーテレビは米国と貿易摩擦を引き起こすほど世界のトップを走った。しかし半導体は台湾、韓国勢が国家戦略として進める水平分業とのコスト競争に敗れ、カラーテレビはブラウン管技術やPDPを過信するあまり液晶化の波に乗り遅れた。21世紀に入ってのデジタル化...  (つづく)