2021.09.02 パソコン苦手な人の困り事解決AIアシスタント「ふくまろ」がサポート

オンライン会見で、AIアシスタント「ふくまろ」の将来像を語る富士通クライアントコンピューティングの齋藤邦彰会長

 富士通クライアントコンピューティングは、AI(人工知能)アシスタント「いつもアシスト ふくまろ」が、パソコン(PC)が苦手な人の困り事を解決する「ふくまろおしえてサービス」の提供を始めた。1台のPCを一時的に別のPCから遠隔操作できるクイックアシスト機能を使い、音声入力を含めた対話形式でふくまろと会話しながらPC操作をサポートする。

 ふくまろは、「暮らしと笑顔をアシストする新しい家族」をコンセプトに、AI技術を活用して開発された同社オリジナルのAIアシスタント。富士通のパソコンFMVに搭載されている。

 音楽や写真などの再生のほか、カメラを活用した外出時の「お留守番機能」や、家電や照明の操作などができ、PCの利用や日々の生活を支援する。

 今回のサービスでは、PCに不慣れな高齢者の親が離れて暮らす子どもや家族にPCを診てもらいたい場合は、ふくまろがクイックアシストアプリケーションの利用に誘導。無料通信アプリ「LINE」を利用して、家族が遠隔でPCを操作して困り事の解決を支援する。