2022.01.21 『バリューを売る』ソリューションビジネス追求アルプスアルパインの栗山年弘社長語る
「革新的T型企業を目指す」と話すアルプスアルパインの栗山年弘社長
電子部品メーカー大手、アルプスアルパインは、2019年1月1日付の旧2社(旧アルプス電気、旧アルパイン)の経営統合による統合新会社「アルプスアルパイン株式会社」発足から丸3年が経過した。
同社は19年4月から、第1次中期経営計画『革新的T型企業“ITC101"』を推進し、22年4月からは第2次中期経営計画をスタートする。
栗山年弘社長は、今後の成長戦略について、「現在の当社ビジネスのコア領域であるHMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)に加え、安全・環境における価値を高めるソリューションを伸ばしていきたい」「『ソリューション売り』によって、『コストではなくバリューを売る』という形のソリューションビジネスを追求していく」と話す。
同社は、来期からの第2次中計の重要テーマの一つに、「2030年以降に向けた事業ポートフォリオの構築」を掲げ、今後もM&A(企業の合併・買収)やアライアンスなどにも積極的に取り組む方針。
今後も、統合シナジーを通じた革新的新製品創出を目指していく。統合新会社が目指すのは『革新的T型企業』。「旧アルプス電気の縦に深耕するコアデバイス技術と、旧アルパインの横に広がるシステム設計力・ソフトウエア開発力などを組み合わせた、縦と横のT型となり、革新的な新製品を数多く生み出す『革新的T型企業』を目指していく」(栗山社長)。
(栗山社長インタビュー記事の詳細は、電波新聞・電波新聞デジタル1月21日付で掲載)