2022.01.22 「日の丸ベンチャー」も存在感 CES2022成果の一方で課題も
スタートアップの集まった一角(提供=CTA)
米ラスベガスで今月開かれた「CES2022」では、日本勢を含め、スタートアップ、ベンチャーが存在感を発揮した。全体の出展が例年の半分ほどの2300社前後になる中で、スタートアップら向けのエリアには約800社が出展。大企業不在の「穴」をある程度埋めたようだ。
大企業は渡航制限などで出展を見送ったり、派遣する社員を減らしたりしても、認知度をもとにある程度アピールできる。これに対してベンチャーはやはり、オンラインのへのアクセス待ちではなく、リアルな場でアピールするほうが効果的。そうした事情も背景にあるようだ。
日本勢も約50社が出た。リアル開催の2年前に比べてほぼ倍増し、過去最多。あるロボット関連のベンチャーのトップは、「来場者の中には『展示しているデモ品で良いから、買って持ち帰りたい』という人もいた。即決する米国流のビジネススタイルを感じた」。ただ、参加企業の感想などから見本市のあり方など課題も垣間見える。
(24日の電波新聞・電波新聞デジタルで詳報します)