2022.01.28 21年12月連結決算キヤノン、2桁増収・営業益2.5倍

 キヤノンの2021年12月期(1~12月)連結決算は、東南アジアの生産拠点の稼働率低下、部品不足などの影響を受けながらも、前期比で売上高は2桁成長、営業利益も2.5倍を確保した。会見で田中稔三副社長は「ポートフォリオの転換で、リソースの有効活用、シナジー効果が表れ、想定以上の改善効果が出た」と総括した。

 「年後半の販売が(生産稼働率の低下、部品不足の)影響を大きく受けたが、当社製品の需要は昨年後半からの回復局面が継続。数多く...  (つづく)