「ミッション：インポッシブル」「007」シリーズのような本格派のスパイ・アクションを、オール女性キャストで作りたいというジェシカ・チャステインのアイデアから始まった。アカデミー賞受賞のペネロペ・クルス、ルピタ・ニョンゴ、カンヌ国際映画祭女優賞のダイアン・クルーガー、ハリウッドでも存在感を示すファン・ビンビンが集結した。

　世界中のインフラや金融システムなどを攻撃可能なデジタル・デバイスが、闇マーケットに流出しようとしている－この非常事態にCIAの最強の格闘スキルを誇るメイス（ジェシカ）、BND（ドイツ連邦情報局）の秘密工作員マリー（ダイアン）、MI6のサイバー・インテリジェンスの専門家ハディージャ（ルピタ）、コロンビア諜報組織の心理学者グラシエラ（ペネロペ）が追跡戦を繰り広げる。中国政府のエージェント、リン（ビンビン）もチームに加わる。果たして第3次世界大戦を阻止できるのか。

　性別を感じさせない力強いアクションシーンと、女性ならではのさまざまなファッション。タイプの違う5人の女性に魅了される。

　監督は「X-MEN：ダーク・フェニックス」で監督デビューしたサイモン・キンバーグ。2月4日からTOHOシネマズ日比谷ほか、全国ロードショー。