2022.01.31 【電波時評】22年春闘が本格化、利益分配が焦点に

 新型コロナウイルス感染拡大後、2度目の春季労使交渉(春闘)が本格化した。岸田文雄首相が「成長と分配の好循環」を掲げ、経団連も前向きに応じる姿勢を示した。長引くコロナ禍や原材料費の高騰などの影響で企業業績にばらつきが見られる中、賃上げによる分配を中小企業や非正規の働き手まで行き渡らせることができるかが焦点となる。

 電機メーカーの労働組合で組織する電機連合は27日、2022年春闘の要求方針を決定。基本給のベースアップに相当する賃...  (つづく)