2022.03.08 世界最小クラスの陽子線がん治療装置開発ビードットメディカルが10月にも量産開始へ
ビードットメディカルの新装置(右)は、従来装置(中央)の約3分の1にまで小型化。X線装置(左)とも遜色ない大きさを実現した(提供=同社)
放射線医学総合研究所発のベンチャー、ビードットメディカル(東京都江戸川区)が、世界最小クラスの陽子線がん治療装置を開発。近く機器総合機構(PMDA)に承認申請を行い、早ければ10月にも量産を開始する見込みだ。従来機は高さ12メートル以上の巨大な装置で、導入コストなどが普及の妨げになっていた。同社開発の装置は高さを従来の約3分の1まで小型化し、導入費用を50億円から20億円にまでダウンすることに成功。10年間で国内100台を含む世界700台の販売を... (つづく)