2022.03.30 産業や生活支えるロボット「規格化」などカギに官民取り組み

2022国際ロボット展の様子

 人手不足や非接触の需要もあって、製造現場やオフィスビル、商業施設などでロボット導入が進む。そうした中、ビルのセキュリティゲート通過やエレベーター利用などが課題の一つになっている。

 それらの点を含め、規格化などを通じてロボット普及を図る取り組みが、官民で進んでいる。東京ビッグサイトで今月あった国際ロボット展でも一端が披露された。

 経産省は「ロボットフレンドリーな環境の実現」や「要素研究開発」などを掲げる。想定するのは、ロボットがビルや倉庫を行き交い仕事を効率化したり、コンビニで在庫管理や品出し、レジ決済などの一端を担ったり、食品工場で、お弁当やお惣菜盛り付けなどを担う姿。

 さらに、ロボットの機構や素材といった要素技術も日本の「モノづくり」の強みとして、強化していく方針。さまざまな「標準化」「規格化」がカギの一つになりそうだ。
(31日の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報予定です)