2022.03.30 メタバースで新入社員が交流凸版印刷が研修に導入

新入社員研修に導入するメタバースの活用イメージ(提供=凸版印刷)

メタバース上で新入社員が交流するイメージ(提供=凸版印刷)メタバース上で新入社員が交流するイメージ(提供=凸版印刷)

 インターネット上に広がる仮想空間「メタバース」で新入社員が交流―。凸版印刷は、2022年4月に同社やグループ会社に入社する大卒社員約450人を対象とした研修にメタバースを導入する。社員同士のコミュニケーション手段の一つとして生かすもので、メタバースの新たな用途として注目を集めそうだ。

 同社は4月入社の新入社員向け研修を、3年連続で完全オンラインで行う。新型コロナウイルスの感染拡大抑止と従業員の安全確保が狙いだ。

 既に、メタバース上に構築した複数の店舗をショッピングモールのように一つに集約できるようにするアプリケーションを開発している。それをカスタマイズし、社員同士が交流する場を用意した。

 スマートフォンで参加者は、3次元で表現された自分のアバター(分身)を動かし、通話機能で他のアバターと会話。文字データのやりとりも行えるという。

(4月1日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)