2022.04.06 新興家電「BDP」が超音波食洗器を発売持ち運べる小型な本体で市場に新たな選択肢

超音波食洗器「The Washer Pro」(写真手前)。結城社長は家電量販店での販売も検討している

 家電の企画・販売を行うBrand Design Plus(BDP、東京都渋谷区)が、超音波食洗器「The Washer Pro(ザ ウォッシャー プロ)」の一般販売を3月上旬に開始した。キッチンのシンクに水を貯め、超音波振動で食器の汚れを落とす小型な食器洗い機で、クラウドファンディング「マクアケ」での先行販売では6000台弱を販売した。一般販売開始後も1カ月程度で数千万円を売り上げ、好調な引き合いが続いている。

 ウォッシャー プロは同社が初めて販売する家電品だ。ビルトイン型と卓上型が一般的な日本の食洗器市場に、新風を巻き起こそうとしている。

 使い方はシンプルで、シンクに水をため、汚れた食器を入れる。そこに操作部のある本体とつながったウォッシャー プロの超音波発生器を入れ、最大350Wの高出力と1秒当たり4万回の振動で汚れを落とす。縦172×横215×幅75ミリメートルの小型な本体に、縦109×横239×幅50ミリメートルの超音波発生器がセットになっている。

 6、7月頃には、超音波の音を静かにしたり、より少量の水で洗えたりするオプション品を発売する予定。「お客さまの声を聞き、改善できるところは今後も改善していく」(結城哲社長)とし、これまで市場になかった製品だけに、ユーザーからの声を大事にする姿勢を示す。現在、ウォッシャー プロはBDPの直販サイトで販売するのみだが、今後は家電量販店の店頭にも展開する予定だ。
(7日付電波新聞、電波新聞デジタルで詳報します)