2022.04.27 「ハイアールをバズらせたい!」近大と家電プロモ、TikTok活用

TikTokの動画内容について意見を出し合う学生たち

 「ハイアールをバズらせたい!」。若者の感性で、家電をプロモーションする取り組みが始まった。近畿大学経営学部とハイアールジャパンリージョンは26日、同大学東大阪キャンパス(大阪府東大阪市)でSNS「TikTok(ティックトック)」を活用し、日本の若者に「ハイアール」ブランドをアピールするためのディスカッションを行った。

 両者は3月に、共同研究契約を締結。同社の家電を若者向けにプロモーションするのが目的だ。ハイアール側によると、同社の大型家電は13年連続で世界トップシェア。しかし、「ハイアール」「アクア」の2ブランドを展開する日本での認知度は40%ほどだという。

 26日のミーティングには、同学部の松本ゼミ(松本誠一准教授)に所属する学生約50人が参加。「若者の家電に対する課題解決」をテーマにティックトック動画の内容を考えた。

 学生からは若者目線のフレッシュなアイデアが飛び出したほか、「開始5秒で面白くなければスワイプする」といった厳しい指摘も。

 両者は今後、年数回の頻度で取り組みを続ける予定。ハイアール側によると、グループ内の他部門からも近大生との取り組みを希望する声が多くあり、様々な活動へ広げていく可能性もあるという。

(28日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)