2022.05.13 【ルームエアコン特集】ダイキン工業「うるさらX」Rシリーズ

「うるさらX」Rシリーズ22年モデル

除湿量、リニア制御

多段階電子膨張弁を開発

 ダイキン工業は室内における快適な空気質へのニーズに応え、ルームエアコンのフラッグシップモデル「うるさらX」Rシリーズ2022年モデル(6畳用2.2kW~29畳用9.0kWの11機種)の提案を強化する。

 好評の換気機能には、新たに排気換気機能を追加した。不快な熱気・湿気を屋外に排出することで、給気換気と合わせ、一年を通して快適な湿度環境を実現する。

 新うるさらX(22年モデル)は、室外機に新たに搭載した「ダンパー構造」と「高静圧ターボファン」で、給気と排気の換気方式を切り替えられるようになった。

 排気換気に切り替えれば、室内を換気しながら不快な熱や湿気を屋外に排出することができる。

 また給気換気では、冬場は新鮮な外気を屋外から取り込みながら加湿・暖房ができるので、快適な室内環境をもたらす。

 除湿機能もさらに進化した。新除湿制御により、気温や湿度に応じて必要な除湿量を小容量から大容量までリニアに制御できる新開発の「多段階電子膨張弁」を、業界で初めて室内機に採用した(「さらら除湿」リニアハイブリッド方式)。

 これにより、夏場の除湿量が大幅に増加するだけでなく、外気温が摂氏14度(従来は18度)という涼しい日でも快適な除湿運転が可能となった。

 清潔機能では、従来の加湿・除湿によって発生する水で熱交換器を洗浄する「水内部クリーン」機能や、防カビ加工を施したファンを搭載している。

 新製品には、室内機に抗ウイルス作用を持つ静電フィルター「抗ウイルスフィルター」を採用した。「ストリーマ空気清浄運転」との相乗効果により、6時間で浮遊ウイルスの99%を抑制可能だ(試験機関=北里化学研究所)。

 このほか猛暑対策として、外気温50度でも冷房運転ができる。