サトーパーツは「JECA FAIR2022」で、新商品として、つかみやすくて外れにくいパワークリップ「C-100-Xシリーズ」（M5～6ねじ頭対応品）や、先端を自在に交換できるチップジャック「KISEKAEチップ　TJ-100シリーズ」などをアピール。現場作業のスマート化に寄与する製品として提案を強化していく。

　C-100-Xシリーズは、以前から販売するパワークリップの「C-100」および「C-100-H」がM3～4ねじ頭対応品であるのに対し、顧客からの要望が多かったM5～6ねじ頭対応品を新たに商品化したもの。定格600Vの高電圧タイプだ。

　同社では、つかみやすくて外れにくいパワークリップの製品ラインアップ拡充を進めており、現場作業性や作業工数削減に寄与する商品として広く訴求する。同パワークリップでは、C-100シリーズに加え、高圧タイプのC-100-Hシリーズ（300V-5A）を提供していたが、新商品として、M5～6ねじ頭対応品C-100-Xシリーズ（600V-20A）を追加し、販売を開始した。各シリーズとも特許登録済み。

　同社のつかみやすくて外れにくいパワークリップは、従来のクリップに比べて外れにくさを2倍（同社比）に高めた新クリップだ。

　舌状の板でねじを押さえ、先端は4カ所でねじの周囲を押さえ込む構造になっている。ねじの頭をつかみやすく、引っ張っても外れにくい。現場で実験や測定などを行うユーザーのニーズに対応して開発した。発売以来、好調に売り上げが伸びている。

　KISEKAEチップ TJ-100シリーズは、機器の保全・保安・メンテナンスの現場で、作業に合わせて先端を自在に交換できる、業界初の便利なツール。先端部をバナナプラグ、Y型端子（矢形）、ピンプラグなどに交換でき、何種、何本もの端子線の用意や持ち回りも、これ1本で解決する。ユーザーの困り事から生まれたアイデア商品で、現場作業に役立つ。