パナソニックコネクトは「JISSO PROTEC 2022」において、市場の要望・供給の変化に即応して自律的に進化し続ける工場「Autonomous Factory（オートノマスファクトリー）」を実現する実装システムの新プラットフォームである「NPM Gシリーズ」（参考出展）を中心に実演展示を行う。

　同社は、製品を生産する過程で品質に影響を及ぼす変動要素であるManやMachineなどの「5M」に着目。5Mを人工知能（AI）で自律的に制御することをオートノマスファクトリーのキーテクノロジーに据えて、そのプラットフォームとなるNPM Gシリーズを製品化している。

　世界トップレベルの印刷性能に加え機種切り替えの完全自動化を実現するスクリーンプリンターNPM-GP／L、小型軽量化した実装ヘッドと新開発の高精細制御により業界初プラスマイナス10マイクロメートルの超高精度実装を実現したモジュラーマウンターNPM-GH、リール部品の自動供給が可能なオートセッティングフィーダーなど、新プラットフォームではさらなる自動化を強化した。

　協業している検査機やリフロー装置など含めて、実装プロセス全体での5Mの変動要素を、「匠（たくみ）の知能」により生産を安定させる実装ライン用システムAPC-5Mと生産実行システム（MES）に相当するシステムソフトウエア群で制御する。これらのソリューションで、自律的に進化し続けるオートノマスファクトリーを実現するのが狙い。