2022.06.21 オゾン水でトイレ消臭HBコーポレーションがタンクに置く除菌・消臭器開発

トイレタンクの水を利用してオゾン水を生成する「トイレクリア」

 オゾン水生成器などを開発・販売するHBコーポレーション(大阪市中央区)が、トイレタンクに置いて流れ出る水を使ってオゾンを発生させる新製品を開発し、8月下旬にも販売を開始する。オゾン水を使った除菌・消臭器で、クラウドファンディングで先行販売したところ目標の9倍近い金額が集まった。

 開発したのは、オゾン水生成器「NATURESET(ナチュリセット)」シリーズの新製品「トイレクリア」。6センチメートル程度の製品で、トイレタンクに設置して電源につないで使う。トイレの水を流すと製品内部に水がたまり、搭載されたオゾン水生成器がオゾンを自動生成する。除菌・消臭効果があるオゾンがトイレ空間に広がり、使うたびに自動で消臭する仕組みだ。

 オゾンは濃度が高まると人体にも有害であるため、1度オゾンを生成すると10分間は生成しない。定期交換が必要な消臭剤を代替するものとして提案していく。

 価格は税込み2万円前後を想定。使用可能年数は、1日10回オゾンを生成したと仮定して約5.5年。ただ、「オゾンを作るキーデバイスは10年以上使える」(杉本吉則代表取締役CEO)という。

 今後は、浴槽に入れて使うお風呂の除菌用に加え、洗濯ホースにオゾン水生成器を搭載して洗濯槽や洗濯物を除菌・消臭するタイプの製品化も目指していく。
(23日付電波新聞・電波新聞デジタルで詳報します)