2022.06.28 脱炭素社会へ「レンチン」同様の技術活用昭和電工とマイクロ波化学、使用済みプラから化学原料

 昭和電工とマイクロ波化学は28日、マイクロ波を使い、使用済みプラスチックから基礎化学原料を直接製造するケミカルリサイクル技術の共同開発を始めたと発表した。カーボンニュートラルへさまざまな取り組みをしており、技術の社会実装・事業化を目指す。脱炭素社会へ向けた取り組みになりそうだ。

 両社が取り組む技術は、電子レンジ同様のマイクロ波の技術を使い、容器包装などに使われた使用済みプラスチックを分解し、エチレンやプロピレンなど基礎化学原料を製造するもの。効率よく分解できる。また、従来と比べエネルギー消費を抑えることが可能な見込み。
(29日付の電波新聞・電波新聞デジタルで掲載します)