2022.07.19 自然科学研究機構、名大、東工大細胞つなぐ分子の結合過程撮影に成功 世界初分子ロボットなどにも期待

カドヘリンの構造変換の様子(発表動画から)

 自然科学研究機構や名古屋大学、東京工業大学は19日未明、細胞と細胞をつなぐ分子の結合過程の撮影に世界で初めて成功したと発表した。細胞間接着は、私たちの身体の形態形成などさまざまな現象に重要。そのメカニズム解明につながる今回の研究は、創薬や再生医療などヘルスケア関連分野だけではなく、産業面での活用も期待される分子ロボットの開発などに資する可能性がある。

 この研究成果は、米国科学アカデミー紀要(米国東部時間18日の週)に掲載され...  (つづく)