2022.07.28 【ケーブル技術ショー特集】シンクレイヤサステナブル社会の実現へ、高度インフラ構築をテーマ

10G-EPON対応OLT「SGES-6000」

 シンクレイヤは「サステナブル社会を実現する高度インフラの構築」をテーマに、地域DXの中心的な役割を果たし、持続可能な地域社会構築に取り組むケーブルテレビ事業者に向けて最新のソリューションを提案する。

 全てのサービスの基盤となるインフラ設備の高度化については、新たにリリースする「シンクレイヤブランド」のOLTをはじめとしたPON製品群で応えていく。これまでもXGS-PON、10G-EPONの両規格でソリューションを提供してきたが、さらに一歩推し進め、それぞれのOLTを自社ブランド化し、事業者が安心して導入できるようにした。

 会場ではジャパンケーブルキャストの協力により、ACAS-IPマルチキャスト放送伝送試験の実演を実施する。

 ネットワークの高度化に伴って複雑化する運用管理業務では、「統合管理システム」による一元管理化が効果的であるが、加入者宅内のWi-Fi環境を可視化する「Wi-Fi ONT管理システム」を新開発した。今後のIT人材不足という課題に対し、運用管理業務の省力化・合理化で対応するソリューションとなる。こちらも実演を交えて紹介する。

 そのほか、レジリエントなまちづくりをサポートするソリューションとして、従来のFM告知放送システムを拡張するだけでモバイル端末などから放送内容の確認などが行える「マルチデバイス連携FM告知放送システム」や、地球環境の負荷軽減などに効果的な、無線基地局で広く使用される「リチウムイオン蓄電池搭載型無停電電源装置」(参考出品)なども披露する。

 シンクレイヤは高度な放送・通信インフラの構築を通じて、ケーブルテレビ事業者による地域DXの推進に貢献していく。