2022.07.28 【ケーブル技術ショー特集】ミハル通信高度ケーブル自主放送装置などCATV支援、最先端ソリューション展示
MGSRシリーズ「高度ケーブル自主放送装置」
ミハル通信は、高度ケーブル自主放送対応ヘッドエンド装置や放送伝送RF方式からIP方式に対応するシステム、FTTH(光回線)システム、保守サービスまでCATVを支える最先端ソリューションを展示する。
地デジ自主Hybridcast高度ケーブル自主システムコーナーでは、ハイブリッドキャスト、動画配信プラットフォームを使った地デジ自主放送ソリューションなどIPとRFを融合したシステムを展示。
フェージングによる障害を解決するフェージング対策に最適なMDSRシリーズ「選択ダイバーシティ 地デジシグナルプロセッサー」を展示する。今回、ソフトウエアのアップデートや改良でより高性能で使いやすくなった点をアピール。今後もアップデートを予定している。
同製品は独自の選択アルゴリズムによる無瞬断での系統の切り替えや系統間の遅延が少ない。また、信号処理技術で信号品質を高速で判定でき、またアンテナ間の信号遅延差を2000μsまで調整可能だ。ブースでは実機を使ったデモ展示とともに、新たに追加されたログ解析オプション、MFN受信機能なども紹介。
ネットワークの強靭化(きょうじんか)に対応するFTTHシステムとして、GE-PONのOLTとONU、マルチポート型光ファイバー増幅器「MOSFシリーズ」や、新製品のAC100V方式屋外型光受信器などを展示する。
また、参考出展として、極超低遅延映像伝送システム「ELL Lite 4K」を紹介する。
8K映像の低遅延伝送が可能な「ELL8Kシステム」を既に発表している同社だが、ELLシリーズのコンセプトを引き継いだ4K極超低遅延エンコーダーを参考展示。ブースでは4Kカメラの映像の伝送前と伝送後の映像を比較したデモ展示を行う。
CATV事業者の保守運用を支えるサービスも注目。昨年4月から開始した、HE装置の各種情報やステータスをリモートで、監視・運用を支援する管理プラットフォーム「M-3(エム・トリプル)」保守サービスを紹介。今回新たにメールフィルター機能を追加し、オプションとしてサービスを提供する。
そのほかに、エンタープライズメッシュWi-Fiも展示を予定している。