2022.08.03 【コネクター総合特集】日本航空電子工業携帯機器、自動車、産機/インフラ 積極的な新製品開発
日本航空電子工業は、5Gでつながる「環境にやさしいモビリティ・IoT社会」の実現に向け、〝Technology to Inspire Innovation〟のスローガンの下、つなぐ技術で価値を創造していく。携帯機器、自動車、産機/インフラの重点市場に対し、グローバルマーケティングと積極的な新製品開発を推進する。
車載向けは、ADASやコネクテッド、EVなどの領域をターゲットに新製品開発を強化する。高速伝送(8ギガbps+)と2点接点を両立し、自動組み立ても可能な車載対応のフローティングタイプ基板対基板コネクター「MA01シリーズ」を開発した。使用温度範囲はマイナス40度~プラス125度。2点接点で接触信頼性を高め、8ギガbps超の高速伝送に対応する。
携帯機器向けは、5G端末関連向け基板対基板コネクターの拡販に力を入れる。同社のスマートフォン用コネクターは国内で全自動生産を行い、短期間での量産立ち上げや数量が多い中での高品質維持が評価されている。
携帯機器向けに、高周波・フルシールドタイプの基板対基板用コネクター「WP16RSシリーズ」の販売を開始した。全周をシェルで覆ったフルシールドタイプとして放射ノイズを抑制すると同時に、コネクター内のRF端子に新構造を採用し、ミリ波帯域でも良好な特性を実現している。スマホをはじめとした小型携帯機器向け5Gミリ波アンテナモジュール(AiP)の中継に最適だ。
また、CHAdeMO仕様準拠EV充放電用コネクター「KW02Cシリーズ」に防水性と取り扱い性を向上させた製品を追加。北米市場向けUL認証取得品と日本市場向け製品の販売を始めた。