2022.08.15 【電波時評】急がれる災害に強い通信網の構築

 移動体通信網は重要な社会インフラであり、特に災害時は「命綱」ともなる。

 NTTドコモが昨年10月に大規模な通信障害を起こした。7月にはKDDIの3日間にわたるシステム障害で、3000万人を超える利用者が影響を受け企業活動にも支障をきたした。

 8月に入って北陸や東北を中心とした豪雨による河川の氾濫で被害が出ているが、山形県や福島県の一部の地区では携帯電話がつながらない事態が起きている。2020年7月の九州...  (つづく)