2022.09.13 富士フイルムが国内初、熊本に半導体関連新拠点 CMPスラリー生産・評価設備 地元で立地協定

熊本県庁で行われた立地協定調印式(左から蒲島知事、後藤社長、後藤町長)

 富士フイルムは、半導体製造プロセスの基幹材料であるCMPスラリーの最新設備を熊本県菊陽町の工場に新設することを決め、地元との立地協定調印式を12日、熊本県庁で行った。投資額は約20億円。TSMC進出で注目される熊本で、最先端半導体材料に対応する。2023年春の着工、24年1月の稼働を見込む。

 計画では、電子材料事業の中核会社である富士フイルム エレクトロニクスマテリアルズ(横浜市港北区)が、富士フイルム九州(菊陽町)の工場に...  (つづく)