2022.09.20 富士フイルムBIJと大阪府が連携協定 スマート福祉実現へ注力

連携協定を締結した大阪府の吉村洋文知事(左)と、富士フイルムBIJの菊池史朗執行役員

▶画像ギャラリーへ

 富士フイルムビジネスイノベーションジャパン(富士フイルムBIJ)はこのほど、大阪府とスマート福祉の実現に向けた業務改善などに関する事業連携協定を締結した。福祉分野のスマート化による府民サービスの向上を支援する。

 同社は自治体の顧客向けに、行政手続きの申請・届け出などの業務プロセスの見直しからシステム構築・運用支援まで、全ての工程でデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進し、業務効率化を支援している。

 特に、「紙」の申請書・文書が多く発生する自治体業務では、AI-OCR技術を採用したクラウドサービス「ApeosPlus desola Technology by AI inside」を活用してデジタル化することで、業務効率化をより加速することができる。今回の締結で、大阪府とスマート福祉の実現に向けた取り組みを相互に連携・協力することで、大阪府のICTを活用した業務改善を進める。

 「業務改善」では、福祉分野における業務改善を推進する。ほかの自治体での事例を踏まえ、手書きの申請書や文書を使った業務をApeosPlus desolaの活用により改善する具体案の提案や助言を実施する。

 「紙のデジタル化」では、ApeosPlus desolaに対応した複合機を配備し、手書き文字情報のデジタル化が簡単にできる環境を構築する。

 「有事対応支援」では、新型コロナウイルス感染症など、有事の対応として生じる新規業務を効率的・効果的に実施するための相談・助言を実施する。