2022.09.23 次亜塩素酸空間除菌器を投入へ NVCライティングが空気清浄機に参入

次亜塩素酸空間除菌器「Aaira」シリーズ。右が森恒社長、左が佐野史生副社長

 東芝ブランドのLED照明を国内で販売するNVCライティングジャパン(東京都台東区)が、次亜塩素酸空間除菌器を11月上旬に発売し、国内の空気清浄機市場に参入する。今後、プラズマイオンを発生し、HEPAフィルターを搭載する本格的な空気清浄機の投入も計画している。

 同社は中国の照明大手雷士照明グループの日本法人で、東芝ブランドのLEDシーリングライトやLED電球を国内で販売している。昨年、英国の照明メーカー・デニエル&ハムリンを中国本社が買収し、この社名を生かしたブランド「DH Lifelabs」を立ち上げて空清関連製品の展開を始めた。

 その第1弾として日本で販売を開始するのは、次亜塩素酸空間除菌器「Aaira(アイルア)」シリーズ。20畳相当対応の「Aaira Max」(税込み5万3900円)、8畳相当対応の「同Mini」(同3万8500円)に加え、生成した次亜塩素酸を容器に移してテーブルなどに吹きかけられる「同Surface」(同1万9800円)の3機種を投入する。

 NVCライティングジャパンの森恒章社長は「空気清浄機関連の市場は大きい。将来的には照明と同等規模の事業に成長させる」と意気込む。

 今後は直販サイトを年内に立ち上げるとともに、家電量販店などリアル店舗への販路展開も進めていく計画だ。

(26日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)