2022.09.28 住友ベークライト、中国に新工場 半導体封止材の生産増強
同社の資料から
住友ベークライトは28日、半導体封止材の中国グループ会社で、新工場を建設すると発表した。需要拡大を踏まえ、生産能力を3割増やす。2024年度初めからの生産開始予定で、設備投資は約66億円を見込む。
グループは半導体封止材で、グローバルにトップシェア40%(推定)がある。中国市場でも1997年から生産を開始し、17年にはラインを増設した。中国でのシェアは2割前後という。封止材の市場は各種の需要が高まっており、中国市場は世界の約6割。さらに拡大の見込まれる中国市場向けに新工場を設ける。
「半導体の後工程はまだアジアの比率が高いので、投資を決めた。ただ、中国のリスク、デカップリングなども踏まえ、他地域も含めて展開している」とした。
(29日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)