2022.10.18 【CEATEC特集】スタートアップ&ユニバーシティエリア ユニークな製品・技術が多数 特別プログラムなども
スタートアップ&ユニバーシティエリアに設置するピッチステージでは、スタートアップ企業や大学・研究機関によるさまざまなプログラムが開催される
CEATEC2022の「スタートアップ&ユニバーシティエリア」では、未来を担う国内外のスタートアップ企業(設立9年以下の企業が対象)および研究成果の社会実装を目指す大学・教育機関による展示が総合的に展開される。
エリアに設置するピッチステージでは、参加するスタートアップや大学研究機関によるピッチイベント、Plug and Play Japanによる特別プログラムなどが実施される。
スタートアップエリアでは今回も、魅力的な国内外スタートアップ企業が、初出展企業も含めて多数集結し、独自性のある製品・技術やサービスを展示・紹介する。
「空調制御を自動化するAIによる省エネ・脱炭素・快適環境の創造への貢献」「モーターやポンプ、ファンなどのさまざまな機器の異常予防検知が可能なエッジAI」「独自回路技術により小型化、低価格化、配線工事不要を実現するエナジーハーベスティングIoT電流計測センサー」、何もない空間に映像を映し出すことができる結像光学素子「パリティミラー」、空間認知が苦手な人のための、地図の使いづらさを解決する「フィジカルナビシステム」による移動空間の変革提案など、多彩でユニークな製品・技術がそろう。
また、ドローンのカメラが撮影した映像をAIで処理して、映像観測とデジタルデータ受信を同時に実施できる「ドローンによるインフラレス・電波フリーなセンサネットワーク」、JAXAの月面探査ロボットの開発で生み出した技術を応用した高精度な走行が可能な「搬送用自律移動ロボット」、「フォーマットがバラバラのデータをAIによって統一するサービス」「工作機械を動かす加工プログラムを完全自動生成する世界初のAIソフトウエア」、プログラミングの知識が無くてもマウス操作で簡単に業務アプリケーションを作成できる「国産オープンソースソフトウエアのローコード開発ツール」など、幅広い展示が行われる。
ユニバーシティエリアには国内外から多くの大学・研究機関などが集結する。
慶応義塾大学、名古屋大学、金沢大学、徳島大学、青山学院大学、関西大学、日本大学、芝浦工業大学、東京農工大学、東京工科大学、岩手県立大学、玉川大学、中部大学などの国公立・私立大学が出展するほか、情報通信研究機構(NICT)などの研究機関、さらには、インド工科大学ハイデラバード校など海外の大学の出展もある。
スタートアップ&ユニバーシティエリア内に設置されるピッチステージでは4日間にわたって、スタートアップ企業および大学・研究機関などによる数々の特別プログラムが開催されるほか、さまざまな企業も登壇。特別プログラムとして、18日と19日に「JETRO Global Connection特別プログラム」、20日と21日に「Plug and Play Japan特別プログラム」が実施される。